癒やしの心理カウンセラー「あかり」です。今回は、感染症についてお伝えします!
感染症とは、病原体(=病気を起こす小さな生物)が体に侵入して、症状が出る病気のことです。
病原体は大きさや構造によって細菌、ウイルス、真菌、寄生虫などに分類。
病原体が体に侵入しても、症状が現れる場合と現れない場合とがあります。
感染症となるかどうかは、病原体の感染力と体の抵抗力とのバランスで決まります。
感染経路
病原体が体の中に侵入する経路には、大きく分けて垂直感染と水平感染の2種類があります。
垂直感染
妊娠中、あるいは出産の際に病原体が赤ちゃんに感染することをいいます。
一般的に“母子感染”といわれています。 風疹やトキソプラズマ、B型肝炎などが垂直感染を起こします。
水平感染
感染源(人や物)から周囲に広がるもので、接触感染、飛沫感染、空気感染、媒介物感染の4つに大きく分類
細菌とは
目で見ることはできない小さな生物です。
一つの細胞しかないので単細胞生物と呼ばれます。
細菌は栄養源さえあれば自分と同じ細菌を複製して増えていくことができます。
人の体に侵入して病気を起こす有害な細菌もいます。
一方で人の生活に有用な細菌も存在します(納豆菌など)。
人の体には多くの種類の細菌がいて、皮膚の表面や腸の中の環境を保っています。
ヒトに病気を起こすことがある細菌として、大腸菌、黄色ブドウ球菌、結核菌などが知られています。
抗菌薬(抗生剤、抗生物質)は細菌を退治するための薬です。
抗菌薬が効かないもしくは効きにくくなった細菌のことを薬剤耐性菌といいます。
これまでなら効くはずの抗菌薬が効かなくなると、感染症の治療が難しくなるだけでなく、
手術の時や抗がん剤治療で免疫が低下したときの感染予防など、さまざまな医療が困難になります。
ウイルスとは
細菌の50分の1程度の大きさで、とても小さく、自分で細胞を持ちません。
ウイルスには細胞がないので、他の細胞に入り込んで生きていきます。
ヒトの体にウイルスが侵入すると、ヒトの細胞の中に入って自分のコピーを作らせ、細胞が破裂してたくさんのウイルスが飛び出し、ほかの細胞に入りこみます。このようにして、ウイルスは増殖していきます。
ヒトに病気を起こすことがあるウイルスとして、インフルエンザウイルス、ノロウイルスなどが知られています。
風邪(普通感冒)はさまざまなウイルスが原因となります。
近年猛威をふるっているコロナウイルスもここに入ります。
ウイルスは大きさや仕組みが細菌と異なるので抗菌薬(抗生剤、抗生物質)は効きません。
抗ウイルス薬はまだ少数しか開発されていません。
予防がやっぱり大切「手洗い」
抗菌薬と正しく付き合うことは大切です。
でも、抗菌薬を飲まなくて済むのなら、それに越したことはありません。
やっぱり、病気にならないのが一番です。
感染症にならないために、あなたが今すぐできることがあります。
わたしたちが感染する病原体(細菌やウイルス)の多くは、まずはわたしたちの手に付着します。
その手で鼻や口などに触れると、その病原体が体内に侵入し、感染が成立します。
また、わたしたちが病原体のついた手でさまざまなものに触れ、周りのヒトがそれらに触れることで、感染が拡がっていきます。
わたしたちの手は、さまざまな感染症を運んでいるのです。
あなたが手を洗うことで、手についた病原体があなたのからだに侵入するのを防ぐだけでなく、
周りのひとに感染を拡げることを防ぐこともできるのです。
手洗いは、日々の生活の中でできる、きわめて有効な感染対策です。
どうでしたでしょうか?近年特にコロナウイルス、冬になるとインフルエンザが猛威をふるっていますが、
皆様の周りはどうでしょうか?大丈夫でしょうか?まずは自分が出来ることから始めて見ましょう。
高齢者は、特に免疫力、体力の衰えや、病気などによって、病気になりやすい傾向にあります。
少しでも、広げないようにしていきたいものです!