今回は、特養を探している方で

 

・両親や親せきの入所する特養を探したいけど、どんな所をみて選べばいいの?

・最近増えている個室で探しているけど、施設ごとに差はあるの?

 

といったように、選び方で悩んでいませんか?

 

特養はその人の住む環境や、金銭状況などによって、選び方が変わってくるので、一概には言えません。

 

しかし、私のような介護職員や特養のことを知っている人が特養を探す立場だったら、

ここを見るだろうなぁ!といった事はお伝えできます。

ここでは、

  • 個室特養を選ぶときに知っておきたい、施設ごとに違う点
  • 選ぶときに私だったらココを見る!
  • 待機者数と施設の質の関連性はある?

この3点に焦点をあてて説明していきます。

 

この内容は、特養の相談員に聞いたところで、自分の施設のメリットしか言わなかったり、

他施設の事を知らないから比べようがなかったりするので、直接はなかなか聞けない内容です!

 

個室の特養を探している方は、ぜひ読んで参考にしてみてください!。

 

違う点は多くあるが、特養を選ぶときに知っておきたい違いは数点。

  • 部屋の中にトイレが有るか無いか
  • 洗面台が有るか無いか
  • 部屋が和風か洋風か
  • 何部屋で1グループか

個室特養でも、施設ごとに違いは多くあります。

全部を見ているときりがなく、特養選びの妨げになりかねません。

施設ごとの違いの、選ぶときに知っておくといいポイントがあります。

 

ポイント①

トイレと洗面台

個室で一番大きく変わってくるのがここです。

トイレが共用の所と、個々の部屋についている所があります。

部屋の中にトイレ、洗面台があった方がいいなぁ。っと思ったら、

まずは電話で確認しましょう!

お値段も変わってきます。

見学に行く対象をグッと絞り込めます。

 

ポイント②

和風or洋風

部屋の雰囲気で選びたい方で、一番見た方がいいのは、和風か洋風かです。

 

以外と気にしないで選ぶ方が多いのですが、施設によっては窓にカーテンではなく、

障子を使用していたり、落ち着きのある空間にしている所もあります。

 

ポイント③

1グループ何人(何部屋)あるか

これはだいたい個室は、10部屋前後と決まっているので、もし気になる人は

確認しておけばいいレベルですが、その10部屋がどのように配置されているかは確認しておきましょう

 

大体、リビングを取り囲むのが一般的ですが、時々、リビングが端にあり、

居室が縦に並んでいる作り方の老人ホームがあります。

 

老人ホームは職員がリビングで1人になる事が多い為、そのような形だと、

遠い部屋はなかなか音も聞こえず、歩く距離が多くなったり、転倒など不安が増える事があります

 

個人的には私は、あまりオススメしません。

 

※利用者本人と話した上で、歩行に問題が無ければ、特に気にする事は無いです!

 

私が、選ぶときに私だったらココを見ます!

 

  • 窓口の相談員と合うかどうか。
  • 行事の数、内容。
  • 毎日の過ごし方。

施設ごとに違う点というより、こんな所は見ておくとその施設の雰囲気がわかります

といった内容です。

  • 窓口として担当する職員

主に相談員だと思いますが、ここと自分の相性が合わないのであれば、他を探された方がいいと思います。

その相談員が良い、悪いでは無く、人間なので相性があります。

ここで、あまりにも相性が悪いと、お互いに不信感が募りかねません。

 

  • 行事の数、内容

色々と行事を使用としている施設は、やはり雰囲気がいいです!

家族との会話も弾みやすいですし、なにより、生活している人たちにとっては

刺激になるので、無いより有った方が絶対に良い部分です。

 

  • 毎日の過ごし方

先ほどは行事について書きましたが、今度は日々の生活についてです。

正直に言うと、特養で日中、特に何もしない施設は沢山あります!

しかし、少ない職員でできる限りの事を何かしらやっている施設も沢山あります!

先ほどの行事と一緒で、日々の刺激になる部分ですので、気にして確認してみましょう

 

ちなみに待機者数と施設の質の関連性はあるのか?

 

待機者が多い施設が良い施設という訳ではありません

よく、待機者が少ないと「この施設は人気が無いんじゃないか?」と勘違いしがちですが、

実際のところ、自分が探しているほとんどの施設が、個室の特養で探すと決めているのであれば、

あまり人気と待機者数は比例していません

多床室は値段が安い事から、待機者が多い施設が多くあります。

 

実は、待機者の中には他施設に入所したり、待機している間に亡くなってしまっているが、

確認がとれていない人も含まれている事が多くあります。

特養側は数年経過したからといって、勝手に待機者から抜いてしまう事ができないからです。

 

この正確な待機者数を確認する為に、定期的に待機している人に連絡をとる作業をするのですが、

これをあまりしていない施設は待機者が多くなっていくという訳です。

なるべく速く入りたいなら、待機者数を聞いてもあまり意味がありません。

早く入所したいから待機者を確認した方が良い!と思いがちですが、

先ほども書いた通り、その人数がどこまであてになる数字かはハッキリしません

 

本当に急いでいる方は、ある程度絞ったら、片っ端から申し込んでおくのが手です

 

申し込み後に待機順位が施設ごとに決まりますので、数字をみるならその待機順位です!

順番があまりにも遅いようなら、別の施設を検討した方が懸命です。

 

まとめ

・個室特養を探しているけど、どういう施設を選べば良いかわからない場合、

 選ぶポイントがある。

・個室にトイレ、洗面台が備え付けの施設もあれば、

   共用で部屋にはついていない施設もある。

・和風、洋風で施設の雰囲気がだいぶ違います。

・相談員もあなたも人間なので、相性が合わない場合も当然ありますので

 話しやすい担当者がいる施設を探しましょう。

日々の生活に刺激を与える工夫をしている施設はオススメです。

・待機者数と施設の質はあまり関係ありません

 早く入所できるかどうかは申し込み後の『待機人数』を見た方がいい。

 

個室の特養といっても色々な違いや、見ておくポイントがある事が

 わかっていただけたでしょうか?

 

老人ホームの難しい所は入る本人、選ぶ家族、

受け入れる施設職員、全てが人間で視点が違うということです。

 

私の今までの経験上の意見として、ここでは選ぶポイントを書かせていただきました。

 

この内容を参考にしていただくととても嬉しいのですが、参考にしたうえで、

自分の選ぶポイントを改めて考えたうえで見学をすることが重要です!

 

生活スタイル、予算、施設までの距離、色々なあなたの条件と照らし合わせたうえで、

是非、利用されるご本人と共に施設選びのポイントを参考にしてみてください。